![]() | 毒草師 白蛇の洗礼 (2008/04/04) 高田 崇史 商品詳細を見る |
評価4
「QED」シリーズの登場人物、毒草師御名形史紋を主人公にした作品。
でも、御名形自身は最後の謎解きの部分以外ではほとんど出てこず、なので、QEDシリーズにはある長い語りもこちらの作品ではそれほど多くない。
QEDシリーズを読んでいなくても、楽しめる作品だし、高田崇史の作品を最初に読む人は、QEDシリーズよりも毒草師を読んだほうが読みやすいかもしれない。
謎解きの中心部分にあるトリックというか、仕掛けはわかったけれど、最後まで、犯人はわからなかった。
後味は、すごくいいとはいえない。
御名形史紋のことがもっともっとわかる「毒草師」をぜひ書いてほしい。
毒草師シリーズに出てくる西田君がこの作品をなんとなく明るくしてくれて、いい存在になっている。
![]() | 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ-- (2006/08/26) 佐藤 多佳子 商品詳細を見る |
評価5
本屋大賞を受賞した作品。
読む前からいい評判のみを聞いていたけれど、実際に本当にいい作品だった。
途中、不覚にも涙ぐんでしまう場面もいくつかあった。
あさのあつこさんの「バッテリー」とどうしても、比較しながらの読書になってしまったけれど、こちらのほうが高校生が主人公で、なおかつよく話す主人公なので、主人公の内面がバッテリーよりはっきりと言葉になって現れている感じがした。
これは、どちらがいい、悪いという話ではなくて、単に趣の違い。
ただ、個人的な好みを言うと、バッテリーのほうが好き。バッテリーを読んだ時には、すごく熱くなって、久しぶりに感動する読書をしたなと思ったんだけれど、一瞬の風はそこまではいかなかったから。
でも、評価は5だし、この本もすごく好き。
こういう青春スポーツ小説のいいところは、読むと私のほうも元気とやる気をもらって、熱くなれるところ。
高校時代に戻りたいと思っても、戻れないけれど、今からでもそういう思いができるかな、したいなと思うようになる本。
![]() | 十月は二人三脚の消去法推理 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス キG- 13) (2007/06/08) 霧舎 巧 商品詳細を見る |
評価2.5
実はこのシリーズはすでに惰性で読んでいます。
最初の頃はコンスタントに出ていたものの、ここ最近は作品と作品の間がかなり空くので、最初の設定をすでに忘れがち。
でも、シリーズ全体の設定がわかっていないと楽しめない話のつくりになっているので、難しいのです。
おそらく、全12作で半分は過ぎているので、最後の結末が読みたいがために今後も読み続けるとは思いますが、結構しんどい。
最初からもう一度読み返すほど好きな作品でもないし。
どこかに、今までのシリーズの設定とか流れがまとまったページがないかなぁ。
これから、このシリーズを読もうと思う人は、全部出揃ってから読むことをお勧めします。
この作品単独で言っても、なんだか場面設定がよくわからず、上手く入り込めなかった感じかな。
![]() | 水妖日にご用心 (ノン・ノベル 840 薬師寺涼子の怪奇事件簿) (2007/12) 田中 芳樹 商品詳細を見る |
評価3.5
うーん、涼子の思い切りさ、はちゃめちゃ度がいまいち。
泉田君と涼子、2人の仲のよい姿もあまり見られなかったし、なんか中途半端な出来かなぁ。
このシリーズの良さは、涼子の啖呵で読者側もすっきりできるのと、2人の仲のよい姿を見て、ほんわかなることだと思うんだけど、その良さがあまり見られなかったな。
次回作に期待です。
![]() | あさのあつこ完全読本 (KAWADE夢ムック) (2005/12/14) 三浦 しをん、金原 瑞人 他 商品詳細を見る |
バッテリーであさのあつこさんを知り、久しぶりに熱くなった私。
その後、No.6を読んで、またまた好きになりました。
まだ、読んだことのないあさのさんの本もいっぱいあるけれど、それらをこの本では紹介してくれています。
あさのさん自身のコメントやインタビュー等も多くあり、あさのファンなら必読の1冊。
あさのさんの住んでいるところと私の住んでいるところが両方田舎で、あさのさんが書く風景に共感できる、わかるのは地方都市に住んでいる人間の強みかな。
バッテリーをまだまだ読みたいぞ。







